黒風窯(黒川正樹) 土鍋のご使用方法 お手入れについて
黒風窯の土鍋は全面に釉薬を施しているので、比較的簡単なお手入れでお使いいただけます。使用後は丸ごと洗えるので、清潔を保てます。
丈夫に使っていただくために、必ず「目止め」を行ってください。
◆目止めをすることでヒビ割れや水漏れを防ぐことができます。
◆使い始めの土鍋はとても水を吸うので、目止めをせずにお米を炊くと、水の調整がうまくいきません。目止めをすることでスムーズにお使いいただけます。
◆目止めの方法は「おかゆを炊く」「米の研ぎ汁をごはん土鍋に入れて沸かす」のいずれかです。
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ごはん土鍋でおかゆを炊く方法
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◆ごはん土鍋〈1合炊き〉を使用する場合
米…1/5合
水…1カップ
※水を多くすると吹きこぼれますので、1合炊きに使う水は1カップまでにしてください。
①米は洗ってザルに上げて水けをきる。
②土鍋に米を入れて水を加え、30分ほどおく。
③強火にかけ、沸騰したら弱火で20分ほど加熱し、火を止める。
④そのまま10分蒸らした後、全体を混ぜて5分ほど蒸らす。
※時間は目安です。
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◆ごはん土鍋〈2合炊き〉を使用する場合
米…2/5合
水…2カップ
※水を多くすると吹きこぼれますので、2合炊きに使う水は2カップまでにしてください。
①米は洗ってザルに上げて水けをきる。
②土鍋に米を入れて水を加え、30分ほどおく。
③強火にかけ、沸騰したら弱火で20分ほど加熱し、火を止める。
④そのまま10分蒸らした後、全体を混ぜて5分ほど蒸らす。
※時間は目安です。
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◆ごはん土鍋〈3合炊き〉を使用する場合
米…1/2合
水…2.5カップ
※水を多くすると吹きこぼれますので、3合炊きに使う水は3カップまでにしてください。
①米は洗ってザルに上げて水けをきる。
②土鍋に米を入れて水を加え、30分ほど浸水させる。
③強火にかけ、沸騰したら弱火で20分ほど加熱し、火を止める。
④そのまま10分蒸らした後、全体を混ぜて5分ほど蒸らす。
※時間は目安です。
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◆火にかける前に鍋の底を拭く
鍋底が濡れていれば、ふきんなどで水けを拭き取ってください。濡れたまま火にかけると、鍋底が傷みやすくなります。
◆ある程度冷ましてから洗う
熱々の土鍋をいきなり冷たい水に浸けると、ヒビ割れの原因に。ある程度冷ましてから水を張り、つけおきしてから洗ってください。
◆こびりつきを取る方法
鍋に残ったものをあらかじめ取り除いてから、ぬるま湯を張ってしばらくおきます。こびりつきをやわらかくしてから、食器用洗剤とスポンジなどを使ってていねいに取り除き、よくすすいでください。土鍋の鍋肌は水分がしみ込みやすい性質ですので、漂白剤などの使用はお控えください。
◆焦げつきを取る方法
土鍋に水を入れ、重曹を大さじ1〜2杯入れ、沸騰させます。火を止めてそのまま冷まし、スポンジなどでキレイに洗い流します。洗った後は内外をしっかり拭き、底面を上にしてしっかり乾かしてください。
◆よく乾かす
陶器の土鍋は水をよく吸う特徴があるため、よく乾かして水けを取ることが大切です。特に底面は水を含みやすく乾きにくいので、底面を上にして乾かしてください。
◆久しぶりに使うとき
鍋肌に白いカビのようなものがついていることがあります。その場合には酢を使います。土鍋に水を入れ、酢を大さじ3杯ほど入れ、沸騰させます。火を止めてそのまま冷まし、スポンジなどでキレイに洗い流します。洗った後は内外をしっかり拭き、底面を上にしてよく乾かしてください。
◆長期間収納するとき
しっかり洗って水けを拭き、底面を上にしてよく乾かします。水けが残っているとカビの原因になるので、数分程度であれば空焚きして水気を飛ばしても大丈夫です(長時間の空焚きは土鍋の寿命を著しく縮めますのでおやめください)。または、2〜3日ほど天日干ししてしっかり乾かすとよりいい状態で保存できます。よく乾かした後は、新聞紙などで包み、風通しの良い場所に保管してください。
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返品交換について
◆お客様のご都合による交換・返品は行なっておりません。発送時にヒビが入った、 注文と著しく異なるなどの場合に限り、交換させていただきます。
◆万が一、フタが割れるなどした場合は、フタだけを別途料金にて製作させていただきます。